「頑張ればできる」という感覚を、子どものうちに体験してほしい。

いたがきゆう
板垣有
水泳との出会いは?
父にプールへ連れて行ってもらったのが水泳との最初の出会いです。水はまったく怖くなく、むしろ楽しかった記憶があります。父に教わりながら25メートル泳げるようになった後、飛び級でスイミングスクールに通い始め、すぐに選手コースに進みました。できることが増えていくたびに達成感があり、水泳がどんどん好きになっていきました。
指導で意識していることは?
小さい子どもには「たくさん褒めて、楽しい気持ちを引き出すこと」です。褒められると自然とやる気が出て、できるようになるスピードもぐんと上がります。
思い出のエピソードは?
特にひとつというより、毎回のレッスンが思い出です。実は“教えている”という感覚よりも、むしろ“子どもたちに癒されている”という気持ちの方が大きいです。自分の子どもだとつい厳しくしてしまいますが、通ってくれているお子さんたちは客観的に見られるので、どの子も本当に可愛く思えます(笑)。子どもが好きで、毎回たくさん元気をもらっています。

泳ぐことを通して伝えたいことは?
「頑張ればできる」という感覚を、子どものうちに体験してほしいと思っています。水泳に限らず、自分が“楽しい”と思えることを通してそれを実感できれば、それはきっと将来にとって大きな財産になると思います。
コーチとしてのやりがいは?
マンツーマンの指導では、ひとり一人にしっかり向き合えることが魅力です。集団レッスンだと全員が同じことをする必要がありますが、個人レッスンではその子に合った方法を一緒に探せます。たとえば、見本を見せると理解が早い子もいれば、実際に手足をサポートして動きを体で覚える方が得意な子もいます。子どもによって全く違うので、その違いを見つけながら一緒に成長できるのがこの仕事の面白さです。
